今年は過去二番目の速さでインフルエンザが全国的な流行入りを果たし、早くも患者さまへの対応や問合せに追われている薬局様も多いのではないでしょうか。
インフルエンザ治療薬(抗インフルエンザウイルス薬)の処方監査では、用法・用量はもちろん、「治療目的」か「予防目的」かによって保険適用可否や投与期間が異なるため、迅速かつ正確なチェックが求められます。
今回は、処方監査の現場で今すぐ役立つ「タミフルの用法・用量と保険給付」に関する〇×クイズをご用意しました。本格的な流行ピークに備えて、知識の再確認にぜひチャレンジしてみてください!
問題
次の文章が適切であれば「〇」、不適切であれば「✕」を選んでください。
タミフルカプセル75(オセルタミビル) 1カプセル
1日1回 朝食後 7日分

正解
✕(不適切)
タミフルをインフルエンザの治療目的で使用する場合、通常は「1回1カプセル(75mg)、1日2回、5日間」投与します。
問題文にある「1日 1回 7日分(または7〜10日間)」という用法・用量は、インフルエンザの予防目的で投与する場合の基準です。なお、予防目的での処方は保険給付の対象とならず、全額自己負担(自由診療)となります。
投与期間が限定されている薬剤について
新薬や向精神薬、麻薬などを除き、医薬品一般に対して一律の投与期間上限(〇日分まで等)は法令上定められていません。しかし、有効性や安全性の観点から、添付文書の用法・用量において投与日数が明記されている薬剤があります。これらについては、添付文書上で制限されている投与日数が優先されます。
- タミフル
1回1カプセル、1日2回、5日間 (予防時:1日1回 7~10日間) - リレンザ
1回2ブリスター、1日2回、5日間 (予防時:1日1回 10日間) - イナビル
吸入粉末剤40mg 単回吸入 (予防時:1回20mg 1日1回 2日間)
吸入懸濁用160mg 単回吸入
(タミフル、リレンザ、イナビルの保険給付は治療目的のみ) - シンメトレル
A型インフルエンザウイルス感染・発症後に用いる場合...最長でも1週間
(耐性ウイルス発現防止のため)
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