今回は、JPラーニングで今週特に多く受講されている人気講座『アベレージ07』から、現場の実務に直結するクイズを抜粋してお届けします!
テーマは、関節リウマチ治療の第一選択薬である「メトトレキサート(MTX)」です。
処方を目にする機会が非常に多いお薬ですが、週単位の特殊な服用スケジュールや、用量に比例した副作用のリスク管理など、薬剤師による厳重な処方監査と服薬指導が欠かせないお薬でもあります。
今回は、そんなMTXの「絶対に間違えてはいけない基本知識」にまつわる間違い探しをご用意しました。
毎日の窓口応対の自信に繋がる重要ポイントですので、ぜひ腕試しにチャレンジしてみてください!
問題
メトトレキサート(MTX)に関する以下の文章中の【 】内の記載について、誤った記載はいくつあるでしょう?
選択肢
- ① 1つ
- ② 2つ
- ③ 3つ
- ④ 4つ
- ⑤正しい記載はない

正解
② 誤りは2か所
毎日の服用ではなく、1~3回/週、【 ○ 12時間】あけて服用し、効果不十分な場合は【×18mg/週 ⇒ ○16mg/週】まで増量できます。
骨髄抑制や間質性肺炎、感染症など重篤な副作用発現時には【×葉酸(フォリアミン) ⇒ ○活性型葉酸(ロイコボリン:ホリナートカルシウム)】を使用する。
効果は【 ○ 2~4週間】で発現するとされている。
【 ○ 男女ともに】妊娠を避ける。
抗リウマチ薬(DMARD)の薬物療法
抗リウマチ薬(DMARD)は、発症から3ヵ月以内の早期より使用されますが、通常は効果が発現するまで1~3ヵ月かかるため、
最低3ヵ月は投与を継続することが重要であり、その後に効果を判断する必要があります。
DMARDの効果は個人差が大きく、有効な症例(レスポンダー)と無効な症例(ノンレスポンダー)があります。
そのため、他者で有効であった薬剤が別の患者様にも同様の効果を示すとは限りません。
また、DMARDでコントロールが良好な症例において、治療法を変更していないにもかかわらず再び疾患の活動性が亢進する場合があり、これは「エスケープ現象」と呼ばれています。
このような場合は、他のDMARDへ変更するか、一時的に併用を行います。
副作用の発現率が高いことも特徴です。
副作用を軽減するために、DMARDは少量から開始し、効果と副作用をチェックしながら2~4週間ごとに漸増していく方法が推奨されています。
なお、DMARDは大きく「合成抗リウマチ薬(sDMARD)」と「生物学的抗リウマチ薬(bDMARD)」に大別されます。
さらにsDMARDは、「従来型抗リウマチ薬(csDMARD)」と「分子標的型DMARD(tsDMARD)」に分類されます。
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