薬剤師BLOGS
Pharmasist's Blog

2026.07.23

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【クイズ】めまい、片頭痛、下痢などに効果が期待される漢方エキス製剤は以下のうちどれでしょう?

7月も後半戦。連日の厳しい猛暑で、ついつい冷たいものを飲みすぎてしまったり、一日中クーラーの効いた部屋で過ごしたりする方が増える時期ですね。

この時期の薬局窓口では、「冷たいものの摂りすぎでお腹を下した」「台風やゲリラ豪雨の気圧変化で片頭痛(気象病)がする」「夏休みに旅行へ行くので乗り物酔いをしそう」といったご相談をよく受けるかと思います。
実はこれらの一見バラバラに見える夏の不調は、東洋医学でいうところの「水毒(すいどく)」、つまり体内の水分バランスの崩れが原因になっているケースが少なくありません。

今回は、そんな夏特有の「水」にまつわるトラブルに対し、処方される機会がグッと増える代表的な漢方エキス製剤についてのクイズをご用意しました。
明日からの服薬指導ですぐに活かせる知識ですので、ぜひ腕試しにチャレンジしてみてください!

問題

めまい、片頭痛、下痢などに効果が期待される漢方エキス製剤は以下のうちどれでしょう?

  • A  真武湯(しんぶとう)
  • B 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
  • C  十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
  • D  五苓散 (ごれいさん)

 正解

D  五苓散(ごれいさん)

正解はDの「五苓散(ごれいさん)」です。
五苓散は主に「水(すい)」の異常によって起こる様々な症状に効果が期待できる漢方薬で、以下の疾患や症状に用いられます。

  • めまい
    動揺病(乗り物酔い)に対して予防的に投与されます

  • 頭痛(片頭痛)
    口の渇きや尿量の減少、めまいなどを伴う片頭痛に適しています

  • 下痢(急性下痢)
    小児などで、吐き気や口渇、尿量の減少が認められる場合に適しています

  • その他の適応
    顔や手にむくみがみられ、口の渇きや尿量の減少がみられる場合や、糖尿病による口渇、尿量減少に対しても用いられます

その他の選択肢の漢方薬は、主に以下のような症状に適しています。

  • 真武湯(しんぶとう)
    虚弱体質や冷え性の方の慢性下痢、顔色が悪く虚弱な方の強いめまいなどに用いられます

  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
    不安や自律神経症状を伴う軽いめまい、神経的で喉が詰まったような息苦しい感じを伴う乾咳などに用いられます

  • 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
    潰瘍性大腸炎の寛解期や、糖尿病の合併症(神経障害)に伴う全身倦怠感などに用いられます



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