薬剤師BLOGS
Pharmasist's Blog

2026.10.15

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【クイズ】次の説明に当てはまる「消毒薬」はどれでしょう?

10月も半ばを過ぎ、窓口で感染性胃腸炎などのご相談が少しずつ増え始めるタイミングですね。
これから本格化するウイルスシーズンに向けて、患者さまからの質問も多い「家庭での正しい消毒薬の選び方」に関するクイズをご用意しました。
毎日の服薬指導のアップデートにぜひご活用ください。

問題

次の説明に当てはまる消毒薬をお選びください

中水準消毒薬であり、有機物と反応して食塩に変化するため、低残留性です。
肝炎ウイルスやノロウイルスなどに汚染された環境にも有効とされています。

    <選択肢>
  • ① 消毒用エタノール
  • ② 次亜塩素酸ナトリウム
  • ③ オキシドール
  • ④ クロルヘキシジングルコン酸塩

 正解

② 次亜塩素酸ナトリウム

次亜塩素酸ナトリウムは「中水準消毒薬」に分類され、有機物と反応して食塩に変化するため、低残留性という特徴があります。

B型・C型肝炎ウイルスや、ノロウイルスなどに汚染された環境の消毒にも有効とされています。

消毒薬の分類(消毒水準からみた選択)

処理可能な微生物の範囲から、消毒薬は大きく以下の3つに分類されます。

  • 高水準消毒薬
  • 大量の芽胞を除き、すべての微生物を殺滅できます。

  • 中水準消毒薬
  • 芽胞以外のすべての微生物を殺滅することができます。この中には殺芽胞性を有する消毒薬も存在します。

  • 低水準消毒薬
  • ほとんどの細菌や真菌と一部のウイルスには有効ですが、結核菌や芽胞には無効です。低水準の消毒薬には耐性を示す微生物が多く存在します。

※JPラーニング アベレージ13「消毒の基本と消毒薬の分類」より

消毒における注意ポイント

1)熱が第一選択の消毒法です

熱(熱水、蒸気)は、消毒薬に比べて消毒効果が確実です。
また、残留毒性がなく、ランニングコストも安く抑えられます。
したがって、鋼製小物、耐熱性プラスチック器材、リネン、食器、尿器・便器、および吸引瓶などには熱消毒が適しています。
70~93℃の熱水や蒸気は、細菌芽胞を除くすべての微生物に有効です。


2)消毒薬の噴霧は推奨されません

消毒薬の室内噴霧は、大量吸入や目への曝露などによる毒性が問題となります。
また、噴霧法は清拭法(拭き取り)に比べて効果が不確実であるため、室内殺菌を目的とした噴霧は望ましくありません。
空気中の微生物対策は、消毒薬よりも換気や窓の開放、サージカルマスクの着用などで対応します。

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