認定薬剤師の新規申請について
目次
1.新規申請をしなければ認定薬剤師にはなれない
まずは認定薬剤師申請に必要な単位を取得します。その上で新規申請の手続きを行い、申請内容に不備がなければ認定薬剤師として認定されます。
2.申請手続きに必要なものは?
認定薬剤師になるためには、単位取得後に新規申請の手続きを行います。新規申請するためには申請書の他にも、薬剤師研修手帳、認定手数料の支払いなどが必要になるので準備しておきましょう。
3.新規申請書にはどのような内容を記入するのか?
認定薬剤師に申請するためには、新規申請書を提出しなければなりません。新規申請書は各研修プロバイダーのホームページからダウンロードしたり、研修手帳に印刷されたりしています。
4.新規申請するにあたっての単位の注意点
新規申請をする場合に一定の単位を取得する必要があります。4年以内で40単位以上を取得する必要があり、もし年度をまたいだ場合には年間少なくても5単位以上取得しなければなりません。また、申請するプロバイダーによっても条件は異なりますのできちんと確認しましょう。
新規申請をしなければ認定薬剤師にはなれない
薬剤師の認定資格である認定薬剤師は、所定の認定プログラムを修了すると交付されます。しかし認定薬剤師になるために必要な単位を取得すれば、自動的に資格が発行されるわけではありません。必要な単位を取得した後に申請手続きを行い、認定薬剤師として認められなければいけません。

新規申請手続きをする場合、申請書の他に準備しなければならない書類があります。その他にも認定手数料が発生するので、その支払いも済ませる必要があります。もし書類や支払いに不備があると、認定薬剤師に認められない恐れも出てきます。認定薬剤師をこれから目指すのであれば、申請手続きの流れや必要書類など、必要な準備をしっかり行いましょう。
申請手続きに必要なものは?
認定薬剤師になるためには、新規申請に必要な単位を取得します。この条件を満たしたところで、新規申請の手続きを行います。 新規申請の手続きは、自分が認定を申請したい研修プロバイダーに提出します。所定の単位をすべて取得したら、認定薬剤師になるための申請手続きに移ります。申請に必要な書類も各プロバイダーによってことなりますが、ここでは、G13 薬学ゼミナール生涯学習センターへ申請する場合を例に説明します。
申請に必要な書類(G13 薬学ゼミナール生涯学習センターの場合)
- 1.認定薬剤師研修手帳
- 2.認定薬剤師申請書
- 3.履歴書(写真貼付)
- 4.薬剤師免許証のコピー
- 5.振り込み証明証
さらに認定審査料・手数料12,000円を指定の振り込み先へ振り込む必要があります。申請書類を提出すると、認定するかどうかの審査が行われます。審査に通過すると、認定証とIDカードが発行され、研修認定薬剤師の資格が取得できます。
新規申請書にはどのような内容を記入するのか?
研修認定薬剤師になるためには、認定薬剤師申請書を提出する必要があります。申請書は各研修プロバイダーのホームページから入手できます。G13薬学ゼミナール生涯学習センター発行の研修手帳の場合は、最後の方のページに印刷してあります。
申請書はそれほど難しい内容ではありません。まずは申請日、所属施設名、氏名、認定薬剤師番号を記入します。所属施設名には勤務先を記入します。現在就労していない場合は空欄で構いません。認定薬剤師番号は、更新の場合のみ記入します。
つづいて取得した単位について記入します。学習期間(単位取得期間)、取得単位の内訳(センター主催講習会・研修会:○単位、e-Learning:○単位など)、合計単位数を記入します。
さらに、履歴書を記入する必要があります。各プロバイダー既定の書式がありますのでホームページからダウンロードしましょう。またG13薬学ゼミナール生涯学習センター発行の研修手帳の場合は、認定薬剤師申請書と同様に最後の方のページに印刷してあります。証明写真を必ず貼り、所定欄を記入しましょう。ちなみに履歴書に貼った証明写真が認定薬剤師IDカードに使用されます。
新規申請するにあたっての単位の注意点
認定薬剤師に新規申請する前に、所定の単位を取得する必要があります。この単位取得に関して、いくつか注意すべき項目がありますのでまず確認しましょう。
新規申請をする場合には、最初に単位を取得した日を起点として4年以内に40単位以上を取得する必要があります。最長期間が4年なので時間をかけて単位取得する必要はなく、1年で申請することも可能です。2~4年かけて単位取得しても申請はできますが、この場合毎年少なくても5単位以上取得しないと研修認定薬剤師として認められないので注意しましょう。
この単位ですが、それぞれの研修プロバイダーで受け入れ上限の決められているものもあります。G13薬学ゼミナール生涯学習センターの場合は、センターが発行した単位を20単位以上、eラーニングはセンター発行単位でも28単位までの受け入れとなります。また、G01日本薬剤師研修センターでは、通信講座研修は1期15単位まで・グループ研修は1期5単位までとなっています。実習研修と自己研修はそれぞれ、年間5単位までですので注意しましょう。
ここで「1期」と「年間」という似たような言葉が出てきますが、それぞれ少し異なります。「年間」とは、その年の1月1日から12月31日までを指します。それに対して「1期」とは、研修開始日・すなわち受講シールのカウントした日から丸1年間を指します。例えば、研修開始したのが平成27年5月1日だったとすると、1期は平成27年5月1日から平成28年4月30日までとなるわけです。カウントの仕方が若干異なりますので、混同しないように注意しましょう。このような部分に注意をして、新規申請手続きを進めましょう。
